2008年12月23日

広汎性発達障害児、療育法で伸びる能力に差…東大病院調査

自閉症などの広汎性発達障害を抱える幼児に対する治療教育(療育)は、
グループで行うとコミュニケーション能力の発達が大きく、
個別指導では着替えや片付けといった基本的な生活技能の向上が大きいことが、
東大病院こころの発達診療部の調査で明らかになった。

調査は、広汎性発達障害の幼児38人(3〜6歳)とその母親が対象。
療育の指導は、同診療部の心理士や言語聴覚士が担当した。

まず6か月間、
年齢や発達水準が近い3〜5人がひと組になり、
毎月2回、2時間程度、グループでの運動やカードを使った学習などに参加。
その後6か月間、
2か月に1度、
子供の生活技能に応じた課題に取り組んだり、
母親の相談に乗ったりする個別指導を1時間半行った。

各6か月間の前後で、能力、技能の伸びを評価。
コミュニケーション能力は、
▽名前を呼ばれればわかる
▽他人の動作をまねる
▽誘われれば遊び仲間に入れる
――などの項目を調べ、平均的な発達年齢に換算。

生活技能は、
▽手が汚れたら、きれいにしてほしがる
▽着替えができる▽食事の後片付けができる
――などの項目を調べ、同様に換算する。

その結果、コミュニケーションに関係する集団参加(集団で遊べるなど)の能力は、
グループ療育前後で約6か月分の伸びをみせた。
個別指導前後での伸びは約2か月分。
個別指導と比較してグループ療育の伸びが3倍だった。
生活技能は、グループ療育前後でほとんど変わらなかったのに対し、個別指導後には約5か月分と大幅な伸びを示した。

調査をまとめた同診療部の心理士、
蓑和巌(みのわいわお)さんは
「療育の方法により、伸びる能力が異なることがわかった」
と分析する。

発達障害の療育は、
就学前は発達障害者支援センターなどの公的機関や民間の療育機関などで、
学校教育は、知的水準などに応じ特別支援学校や特別支援学級などで行われている。

しかし、年齢や発達水準が同じぐらいの子供をそろえるのは手間がかかって難しく、
現状では、グループ療育の方が手薄になりがちだという。
効果を検証したデータも乏しく、
必ずしも重要性が十分に認識されていない面もある。
蓑和さんは「一人ひとりの子供の課題や発達段階を踏まえて、療育の方法を考えるのが望ましい」と話す。

2008年12月21日 読売新聞


一人一人丁寧に育てたら

子供は伸びるということでしょうか



子供を育てる環境作りには力を入れないといけないですね
posted by ヨン at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 精神

2009年01月08日

心の病の「処方せん」 山形の医師、症例まとめ出版

うつ病、摂食障害、自傷行為…。
こうした心の病の「処方せん」にしてもらおうと、
山形市長町1丁目の小松医院理事長、
小松信明さん(72)が「心の病の診察室」を出版した。
医師として小松さんが向き合った約20症例を、
患者の手記とともにまとめた。
昨年11月発行の初版2000部が完売、
増刷が決まるなど注目を集めている。

小松さんは東京慈恵会医科大を卒業後、
福島県立医科大精神科勤務を経て、1970年に小松医院を開業した。

医療現場の主流とされる投薬療法に疑問を持ち、
患者との対話を重視した「精神分析療法」を実践。
隠れた心の傷と、その原因を患者自身に気付かせ、
受け止めさせる手法で、患者1人に対し、
最低20分から1時間のカウンセリングを1、2年続けるという。

「愛に飢えた幼い心」と題した冒頭の1章では、
小松さんのカウンセリングで、
うつ病を乗り越えた30代女性の手記を紹介している。

女性は生後まもなく実母にコインロッカーへ置き去りにされ、
血のつながらない母親にも虐待されて育った。
憎しみから精神のバランスを崩し、
手首を切ったり睡眠薬を飲んだりして何度も自殺を図ったという。

手記で女性は過去の体験を振り返るとともに、
「つらく悲しい過去を持つわたしが、
ここまで変われるとは思いもしませんでした」
「カウンセラーになることを目指し、
一日一日を大切に生きています」と前向きな心境を語っている。

「心の病の大半は、幼少時の家庭環境に原因がある」という持論に基づき、
子育て世代への助言にも紙幅を割いた。
「子育ては、すべてに優先する」
「一日最低30分は、肌と肌とを触れ合わせて心の交流を」などと呼び掛けている。

書店で気軽に手に取ってもらおうと、表紙には、ハートを抱いて笑う子どものイラストを載せた。

小松さんは「『闘病体験を広く伝えてほしい』という患者の声に応えたかった。社会不安が広がり、心の病を訴える患者が増えている。『心の病は必ず治る』というメッセージを受け取ってほしい」と話している。
 税込みで1470円。連絡先は太陽出版03(3814)0471。


2009年01月06日火曜日


こういうものは本当に大切かもしれませんね
posted by ヨン at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 精神

2009年07月02日

統合失調症グリア細胞のわずかな異常も一因

統合失調症の主要な症状の一つである認知障害は、グリア細胞と呼ばれる神経細胞を取り巻く細胞のわずかな構造的な異常によってもたらされていることを、自然科学研究機構生理学研究所の研究チームが突き止めた。

同機構の池中一裕教授(副所長)、田中謙二助教、宮川剛・客員教授らは、グリア細胞の一つの遺伝子にのみ異常のあるモデルマウスを使い、神経細胞間を電気信号が伝わる速さに異常がないかどうか調べた。この結果、信号の伝わるスピードは半減しており、電子顕微鏡で観察したところグリア細胞の構造にわずかな異常が見られることを発見した。わずかな異常というのは、神経細胞の突起に巻き付いているグリア細胞の端がきちんと閉じていないため一部がはみ出している状態になっていることだった。

「神経細胞そのものではなく、グリア細胞のわずかな異常が統合失調症患者に見られるような異常行動(認知障害)にかかわっているというのは驚くべき結果だ」と研究チームは言っている。

統合失調症は人口の1%程度に見られる代表的な精神疾患で、陽性症状(妄想や幻覚)、陰性症状(社交性の欠落)に加え、今回の研究にかかわる認知障害(作業記憶、空間学習、感覚統合の障害)が、3つの大きな症状と言われている。このうち妄想や幻覚などの症状は脳内の神経伝達物質ドーパミンの過剰分泌による可能性が高い、という研究結果を最近、放射線医学総合研究所の研究者が発表している。



2009年7月2日

グリア細胞のわずかな異常で統合失調症になるということはどういうことなのでしょうか

何らかの発達過程の異常ということなのでしょうか



しかし、電子顕微鏡などで

物理的な異常でわかるというのはすごいですね

ドーパミンを始め何らかな化学的な要素が原因とばかり思っていました


posted by ヨン at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 精神

2009年08月31日

同僚の「冷や汗」成分が脳に影響?

精神的なストレスなどが引き金となって出る「冷や汗」は、周囲にいる人の脳の働きに影響を及ぼし、緊張感や警戒心を高めるとの研究結果が、米国で報告された。ストーニーブルック大の研究チームがこのほど、オンライン科学誌「PLoS ONE」に発表した。

チームでは、スカイダイビングに初めて挑戦する人たちが、強いストレスを感じてかいた冷や汗を採取。これを水で薄めた液体を作り、においをかいだ別のグループがどんな反応を示すかを調べた。

まず40人が、インストラクターとベルトで固定された態勢で、高度4000メートルの上空からジャンプ。その際にかいた汗から発散する成分を男女8人ずつに吸い込ませ、脳の活動状態を機能的磁気共鳴画像法(fMRI)と呼ばれる方法で調べた。これを同人数の別のグループで2度繰り返し、さらにランニングマシンで運動した人の汗を使った場合と比較した。

その結果、スカイダイビングをした人の汗の成分を吸い込むと、運動による汗を吸い込んだ時と比べ、感情の動きをつかさどる「へんとう体」がより活発に働き出すことが分かった。この2種類の汗ににおいの差は感じられなかったという。

チームは続いて、同じグループを対象に、汗の成分を吸い込んだ後でコンピューターの画面上に示される顔写真の表情を見分けさせるテストを実施した。すると、スカイダイビングの汗では「無表情」と「怒り」を区別する能力が高まる傾向がみられたという。「へんとう体が活性化することで、脅威に敏感になるのではないか」と、チームは分析する。

論文をまとめたリリアン・ミュジカ・パロディ准教授は、「われわれは汗のにおいを吸い込むだけで、相手がストレスを感じているかどうかを識別できるようだ」と話す。「近くにいる人のストレスから危険を察知し、警戒心が強まるとしたら、それは非常に理にかなった反応だ」

これらの結果が応用できる分野として、同氏は「職場などでのストレスや、緊急事態への対処法の研究」「反復作業での眠気覚まし」などを挙げる。ただ、緊張感を高める作用が具体的にどんな成分によるものか、効力や持続時間は十分かといった疑問点の解決は、今後の研究にゆだねられている。


2009.08.31 Web posted at: 20:53 JST Updated - CNN


なんか変な研究ですね

それにしても

ヒヤリ・ハットを誰かがしてくれたら

それが多くの人の緊張感を増すようになるんですね


何となくわかる気がしますね
posted by ヨン at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 精神