2008年11月15日

小児の痙攣

I:まず発作の状態を把握する
1)バイタルサイン(呼吸状態、チアノーゼの有無)
2)痙攣の持続時間(痙攣重積か?)
3)意識状態
4)運動や姿勢の異常、眼球の偏位や凝視
5)発熱の有無



II:痙攣を止める方法
1)唾液や吐物が口腔内にたまっていたら吸引し気道を確保する。
2)チアノーゼがあれば酸素を投与する。
3)薬物療法
(1)痙攣が止まっている時、或いは持続が15分以内の時
ダイアップ(ジアゼパム)坐剤     0.3 - 0.5mg/kg  挿肛

(2)痙攣が15分以上持続している時
ダイアップ(ジアゼパム)坐剤     0.3 - 0.5mg/kg  挿肛


2)充分な家族説明を行う。
i) 発熱は生体の防御機構の一つであり、熱が病状に悪影響を与えることはない。また、解熱剤を使用するときも平熱まで下げる必要はない。
ii) 寒気がある時は着せてあげる、熱が上がり寒気が無くなったら薄着にさせる。
iii) 水分の補給。電解質を含んだものを飲ませる。飲めるだけを、回数多く与える。
iv) 下着はこまめに替える。皮膚を清潔に保つ。お湯で体を拭いて上げるのも良い。
v) 本人の心地よい環境をつくる。氷枕も本人がいやがるときに無理矢理使用しても意味はない。氷で冷やすときは、氷嚢やビニール袋に入れ、タオル等でくるんで、頚部、腋窩、鼠径部の大きな血管が通っている部位を冷やす。

3)熱性痙攣は熱が上がるときに起こしやすい。熱性痙攣の既往がある場合。
i) 熱が上がりかけたら(37.5℃を目安、熱を計れないときは熱の気配をかんじたらすぐに)まずジアゼパム(0.4-0.5mg/kg)を1回投与する。
ジアゼパム(ダイアップ坐薬、6mg/Tab)(セルシンシロップ、1mg/ml)
副作用として、ねむけ、ふらつき、興奮などがあるが一過性である。痙攣を予防することの方が重要である。
ダイアップとアンヒバを両方使用したいときはダイアップを優先する。(アンヒバの基剤がダイアップの吸収を妨げる。)
ii) 発熱が持続していれば8時間後に同量のジアゼパムを再投与する。


この2回の投与で3日間痙攣を予防することができる。


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小児の発熱性疾患

小児の外来診療において最も頻度が高い主訴や症状である。その大半は呼吸器感染症(特に上気道炎)、中耳炎、尿路感染症などの感染性疾患であるが、時にそれ以外の膠原病、血液疾患(白血病や悪性腫瘍)、また乳幼児では脱水や高温環境などの原因による場合がある。一般に小児では37.5℃以上をもって発熱と考える。診断して行くうえには流行性疾忠の流行や接触の有無、機嫌や食欲の状態、随伴症状(咳・鼻水・嘔吐・下痢など)の有無などを問診で聞くと共に、発疹や粘膜疹の有無、呼吸音の聴診、腹部の触診などで異常所見の検出に努めることが大切である。また、幼若乳児(3ヵ月未満)の発熟では常に化膿性髄膜炎の可能性を考慮しておく。



《随伴症状からのアプローチ》
1)咳、鼻水
上気道感染症を主体とした呼吸器感染症でみられる。咳には乾性咳(から咳)と湿性咳があり一般に乾性咳は感冒や咽頭炎などの上気道感染症でみられ、湿性咳は気管支炎や気管支肺炎などの下気道感染症でみられる。

2)口腔や咽頭粘膜の変化
粘膜の特徴的な所見により診断が確定する疾患がある。Koplik斑(麻疹)、永山斑(突発性発疹症)、口蓋弓の小水疱(ヘルパンギーナ)ほかに口腔内に水庖や潰瘍をみる疾患(ヘルペス感染症、手足口病、水痘など)咽頭や扁桃の発赤、膿栓では溶連菌などによる咽頭炎を考える。

3)眼球結膜の発赤
麻疹、風疹、川崎病による結膜充血、咽頭結膜熱(プール熱)などがある。

4)発疹(発疹症の項目を参照)
古典的な発疹症(麻疹、風疹、猩紅熱、伝染性紅斑、突発性発疹、水痘、手足口病など)、川崎病、発熱と出血斑(紫斑)をみた場合には血液疾患を疑う。

5)痙攣(痙攣の項目を参照)
いわゆる熱性痙攣が最も多い。ただし中枢神経感染症(髄膜炎、脳炎)で痙攣をみることがある。中枢神経感染症では無菌性髄膜炎が最も多い。(特に夏季)乳幼児期では少しでも髄膜炎が疑われたら腰椎穿刺を考慮する。

6)その他
尿路感染症や中耳炎もしばしば経験するので検尿や鼓膜の観察を忘れない。また小児では脱水になりやすく、これが発熱の原因となることがある。乳児では必ず大泉門を触診する、これにより髄膜炎や脱水が診断されることがある。




発熱の治療
1)解熱剤
小児に安全に使用できる解熱剤はアセトアミノフェンとイブプロフェンに限られる。必要なときに十分量を頓用で用いる。1日量を分3で与えるような投与法では不必要な解熱剤を投与することになり、幼少児では低体温の原因になることもある。
アセトアミノフェン(アンヒバ坐剤、ピリナジン)
  10mg/kg/回、max.500mg、頓用、6〜8時間毎
イブプロフェン(ブルフェン)
  5mg/kg/回、max.200mg、原則1日2回、最大3回


2)充分な家族説明を行う。
i) 発熱は生体の防御機構の一つであり、熱が病状に悪影響を与えることはない。また、解熱剤を使用するときも平熱まで下げる必要はない。
ii) 寒気がある時は着せてあげる、熱が上がり寒気が無くなったら薄着にさせる。
iii) 水分の補給。電解質を含んだものを飲ませる。飲めるだけを、回数多く与える。
iv) 下着はこまめに替える。皮膚を清潔に保つ。お湯で体を拭いて上げるのも良い。
v) 本人の心地よい環境をつくる。氷枕も本人がいやがるときに無理矢理使用しても意味はない。氷で冷やすときは、氷嚢やビニール袋に入れ、タオル等でくるんで、頚部、腋窩、鼠径部の大きな血管が通っている部位を冷やす。

3)熱性痙攣は熱が上がるときに起こしやすい。熱性痙攣の既往がある場合。
i) 熱が上がりかけたら(37.5℃を目安、熱を計れないときは熱の気配をかんじたらすぐに)まずジアゼパム(0.4-0.5mg/kg)を1回投与する。
ジアゼパム(ダイアップ坐薬、6mg/Tab)(セルシンシロップ、1mg/ml)
副作用として、ねむけ、ふらつき、興奮などがあるが一過性である。痙攣を予防することの方が重要である。
ダイアップとアンヒバを両方使用したいときはダイアップを優先する。(アンヒバの基剤がダイアップの吸収を妨げる。)
ii) 発熱が持続していれば8時間後に同量のジアゼパムを再投与する。


この2回の投与で3日間痙攣を予防することができる。


posted by ヨン at 07:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 小児科

2008年11月22日

前向きベビーカーは子どもにストレス、英研究

進行方向に向いて座る背面式ベビーカーに乗せられた乳児は、
親と顔を見合わせる機会が不足するために
「感情が乏しく」
なる可能性があるという。
スコットランドのダンディー大学(Dundee University)の研究チームが21日に発表した。

親の顔を見ることによって、
乳児は安心感を得ることができ、
精神的なストレスが減るという。

研究チームはおよそ3000組の親子を対象に、
背面式・対面式のベビーカーで一定距離を移動するなどの実験を行った。

その結果、対面式ベビーカーを使った場合に親が子どもに話しかける割合は25%で、
一般的に普及している背面式ベビーカーに比べ2倍以上になることがわかった。

また、乳児がベビーカーを押している人を見ることができる場合、心拍数はより低く、
そのまま寝入る確率も2倍になるという。



11月22日 AFP


えっ?そうなの?

ちょっとかっこいいから

マクラーレンのベビーカーを買おうかと思っていた


ちょっと値は張るけれども

かっこいいかな?


って思っていたのだけれども…


このニュースを読むとちょっと迷ってしまう


予定日はまだ先だけれども

切迫早産で入院している嫁さんだから

早まるかもしれないしね

う〜ん…
posted by ヨン at 18:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 小児科

2008年12月10日

「脳の発達障害でIQが低下」―玩具の鉛で厚労省

「脳の発達障害で、知能指数(IQ)を低下させる」―。
乳幼児用の玩具の塗料などに含まれる鉛について厚生労働省は、「発がん性」などの毒性があるほか、
胎児期や乳幼児期に高濃度の鉛が体内に入ると、
脳障害によるIQ低下や神経行動の発育遅延などを起こすとしている。


食品衛生法は、
「乳幼児が接触することにより、健康を損なうおそれがあるもの(おもちゃ)」を規制している。
昨年、塗料に高濃度の鉛が含まれていた中国製の玩具が回収された問題などを受け、
同法の「おもちゃ及び器具・容器包装の規格等」が今年3月と7月に改正された。

これにより、規制される玩具の範囲が大幅に広がり、縫いぐるみなど繊維質の玩具も規制の対象となった。
改正前は、一定範囲の材質の玩具は規制の対象外だったが、
“材質制限の撤廃”により、
規制範囲を広げた。
このほか、
▽アクセサリー玩具、知育玩具、組み合わせ玩具の追加
▽ぜんまい式、電動式の乗り物玩具の除外の撤廃
―などが主な改正点で、
10月1日以降に製造または輸入された玩具に適用される。

これらの改正内容について、
玩具関係者らに理解を深めてもらうため、
厚労省は12月9日に「食品に関するリスクコミュニケーション(器具・容器包装、おもちゃの規格改正等に関する意見交換会)」を開催。束野正明氏(同省医薬食品局食品安全部基準審査課長補佐)が改正法のポイントを解説した。
また、河村葉子氏(国立医薬品食品衛生研究所食品添加物部第三室長)が改正の背景について説明した。
河村氏は、玩具の塗料などに含まれる鉛とカドミウムについて詳しく解説し、
「鉛の毒性」として「急性毒性」「慢性毒性」「発がん性」の3点を挙げた。
このうち「急性毒性」として、
腎尿細管障害を挙げたほか、
ひどい場合には急性脳症(幻覚、記憶喪失)が起こるとした。
また、鉛の摂取量が少なくても肝臓や腎臓、生殖、免疫、神経、消化器系などに影響を与える「慢性毒性」として、
腎障害(腎不全)、末梢神経作用(神経伝動速度)の低下、
脳の発達障害によるIQ低下を挙げた。

■耐容量は微量
河村氏によると、
安全とされる鉛の摂取レベル(耐容量)は微量で、
体重50キロの人の場合は1日当たり約180マイクログラム(マイクロは100万分の1)、
体重10キロの幼児の場合は同約36マイクログラムだという。
玩具などに鉛やカドミウムが含まれている理由について、
河村氏は「原料や製造段階で意図的に鉛やカドミウムが使用されたり、
不純物として混入したりする可能性があるが、
日本ではまれで、海外(製の玩具)にはある」とした。

日本では、社団法人・日本玩具協会の指定機関が認定する
「玩具安全(ST)マーク制度」があり、
検査に合格した玩具には「STマーク」が表示されている。
同協会によると、STマークの認定基準は食品衛生法の基準よりも厳格だという。
この日、玩具の安全性確保に向けた業界の取り組みなどを説明した同協会専務理事の津田博氏は、
「海外で大規模なリコールが起きたが、
日本(製品)で大きな騒ぎにならなかったのは、
このST制度が“防波堤”になったからだろう。
(リコールされた海外製品には)STマークが付いていなかった」と指摘している。



更新:2008/12/10 20:58   キャリアブレイン



そうだったんだ〜

もうすぐ生まれてくる子供には気をつけてやらんといけないですね
posted by ヨン at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 小児科