2008年12月13日

ミリ以下のがん見分ける検査法開発

非常に小さながん細胞まで見分けることができる「検査分子」を、
浦野泰照・東京大学大学院薬学系研究科准教授らが開発した。
さまざまながん細胞に適応できる汎用性と、
これまでの検査法に比べはるかに高いがん検出能力を持つことから、
将来、実際のがん臨床に画期的な役割を果たすと期待されている。

浦野准教授が小林久隆・米国立衛生研究所(NIH)主任研究員の協力を得て開発に成功したのは、
がん細胞に取り込まれたことを検知して初めて光り出す小さな有機プローブ分子で、
小さな分子である蛍光プローブと、
大分子(抗体など)の組み合わせから成る。
プローブを変えることによって蛍光の色を、
大分子を選択することで調べたいがんの種類を選べることから、
いろいろながんの検出が可能になる。

これまでがん診断には、
PET(陽電子放出断層撮影)やMRI(核磁気共鳴イメージング)が、
広く利用されてきた。
しかし、これらは投与されたプローブが、
すべてがん細胞だけに取り込まれないため、
検出できるがんの大きさがセンチメートルまでという限界があった。
これに対し、浦野准教授らが開発した検査分子は狙ったがん細胞にしか取り込まれないため、
ミリメートル以下の小さながんまで検出できるのが特長。
さらに、蛍光を発するのはがん細胞が生きている間だけ、
つまり開発した「検査分子」はがん細胞が生きているかどうかを見分けられることから、
治療効果をリアルタイムで確認しながら手術を行うことも初めて可能になる。

浦野准教授らは、
すでに微小がんを持つモデルマウスを使い、
蛍光内視鏡を使って生きている状態でリアルタイムに微小がんを検出し、
除去する疑似手術に成功している。

この研究成果は、
科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業・個人型研究(さきがけ)で得られた。



2008年12月9日


なんかすごい検査ですね

今後は分子標的治療がメインになりそうな…


癌が本当にいるのか

誰もが気になることだろうけれども

治療効果を見ながら手術を行うなど

夢のような治療法に思えてきます


実用化される日が楽しみですね
posted by ヨン at 09:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 放射線

2008年12月31日

細胞の内部まるごと立体的に観察

細胞の内部をまるごと、立体的に観察できるX線顕微鏡を、
理化学研究所が開発した。
新薬開発のカギとなる細胞内のたんぱく質の構造解析などに役立つと期待される。
30日付の米物理学会誌フィジカル・レビュー・レターズ(電子版)に発表する。

X線はCTスキャンのように体の内部を見るのに使われるほか、
結晶中の原子の並び方やDNAの構造など、
規則的な微細構造を調べるのにも威力を発揮する。
しかし、細胞ぐらいの大きさだとX線が素通りするだけで、
内部の観察にうまく使えなかった。

理研は大型放射光施設スプリング8(兵庫県佐用町)でつくった、
波の山と谷がきれいにそろったX線を利用。
これを細胞などに当て、
通り抜けてきたX線のわずかなゆがみを高精度に測定することで、
内部の様子を3次元で画像化することに成功した。

細胞の内部を見るにはこれまで、
光るたんぱく質を入れて目印にしたり、
電子顕微鏡で観察できるように薄く切ったりする必要があった。

理研・放射光科学総合研究センターの西野吉則・専任研究員は「生きた状態に近い染色体も観察できるよう、装置を改良していきたい」と話す。(田中康晴)


2008年12月30日0時53分


最先端では放射線の解像度は

細胞を見ることができるレベルなんですね


どこまで進んでいくものなのでしょうか


今後は癌細胞を実際に識別する方法まで到達するのでしょうか

楽しみです
posted by ヨン at 13:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 放射線

2009年01月01日

乳がんかも…画像診断 医師補助するソフト開発

岐阜大学大学院医学系研究科の藤田広志教授(知能イメージ情報学)の研究グループが、
超音波で撮影した女性の乳房画像をコンピューターで分析し、
乳がんの可能性がある部位を医師に知らせるソフト「乳腺超音波画像コンピューター支援診断(CAD)システム」を開発した。
医師の診断をコンピューターで補助することで、
がんを見落とす確率が大幅に減ると期待される。

CADは超音波で乳房を撮影し、
次元の立体画像にしてコンピューターで分析。
乳がんの恐れがある部分を画面上で矢印などで示すことで医師に注意を促す。
検診車などによる集団検診や人間ドックでの使用を想定しており、
一度に多くの画像を診断する医師を補助し、
乳がんを見落とす確率を減らすことを目指している。

乳がんは女性のがん罹患(りかん)率1位。
現在の乳がん検診はマンモグラフィー(乳房X線撮影)が主流だが、
母乳をつくる組織の乳腺が白く映るため、
乳腺密度が高い若年層だとがんが見えにくく、
小さながん細胞だと見落とす可能性もあるという。

藤田教授らは、超音波で撮影すると、
がんの部位が黒く丸い影として映ることに注目。
これまでに乳がん患者の画像データ約109症例を集め、
がん細胞を識別するようにプログラムを作成した。

とはいえ、約150枚に上る超音波の立体画像解析で、
がんに似た細胞に反応する「偽陽性候補」が平均4カ所あるなど、
最近の実験でCADによるがん検出率は81%。

共同研究者の福岡大輔・岐阜大准教授は「医師のうっかりミスを防ぐのが主目的なので、
必ずしも検出率100%でなくてもいいが、
1千症例ぐらい集め、もう少し精度を上げたい」と話す。
千差万別の乳がんの形態などを記憶し、
自動診断する自己学習機能の向上も課題という。

研究は文部科学省の知的クラスター創成事業の一環で、
産学協同による地域経済の活性化が目的のため、
将来の商業化が求められている。
企業などと協力して来夏にも医療機関向けに商品化する予定。
藤田教授は「人種的な特徴なのだろうが、
アジア人は欧米人より乳腺密度が高い人が多い。
需要はあると思う」と話す。
11月30日に米シカゴであった北米医学放射線学会で研究成果を発表するなど、世界でも注目されている。

国立病院機構名古屋医療センター放射線科の遠藤登喜子部長は
「超音波は撮影画像が膨大。コンピューターで診断を支援してくれたら助かる。マンモグラフィーと補完し合えば、乳がんの早期発見に大きく役立つだろう」
と期待している。(鷹見正之)


2008年12月31日23時18分



このような研究はうれしいですね


医者も人間で

見落としをしたり

判断に迷ったりもします


そのようなとき

ある程度機械的に判断してくれるものもあれば…

そう思うことは多いです


ただ、どうしても

人は手が抜けるときは手を抜いてしまう習性もあるように思います


機械が評価したことだけを

鵜呑みしてしまう可能性もあるように思います



特に、新人の読影力よりは

おそらく、機械の方が精度が高くなってしまう場合などには…

医師としての診断能力を磨くのを忘れないようにしなければならないですね
posted by ヨン at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 放射線